私たちの考えるSDGs

SDGs「持続可能な開発目標」

一言で言うと、世界にある環境問題・差別・貧困・人権問題といった課題を、世界中の皆で2030年までに解決していこうという計画・目標であると認識されています。

個人、地域、企業、国等、様々な規模で取り組めることがあり、弊社ではSDGs以前から、CSR活動として、「廃消火器リサイクル」、「ニッカドバッテリーリサイクル」等に取り組んできました。

2015年に国連がアジェンダに盛り込んだSDGsが世間の注目を集め、人々の関心も高まっている近年。

弊社は防災が企業活動でありますので、「防災」という観点から見たSDGsに対する思いを知って頂ければと思います。

私たちは、建物や暮らしを守る防災を生業とさせていただいております。

その中でも消防防災分野において、皆様が安心して生活をしていけるように、建物の消防設備の定期点検・工事をお客様に代わって行い消防機関へ報告したり、災害対策用品(食料・テント・ヘルメット等)の販売等を行っています。

これらは、上記の図でいうと

SDGs 11 住み続けられるまちづくりを

に当てはまるように思えます。

しかし、単に私たちの企業活動がSDGs 11に当てはまるから、SDGs 11のゴールを目指してこれからも活動していこう!!という考え方でいいのかという疑問が生じました。

そしてこの疑問に気づきを与えてくださったのが、一般財団法人 日本消防設備安全センターが刊行している「月刊フェスク」に特別寄稿されていた、芝浦工業大学環境システム学科 中口毅博教授の記事です。

月刊フェスク 2022.5 P4 表1 災害によって生じる課題とSDGsの関係

この表は、災害によって生じる課題とSDGsの関係が示されています。SDGs 11だけでなく、すべての目標において課題が生じていることが分かります。つまり一つの目標ではなく、複数の同時解決を目指すことが大切になってくると考えられます。

中口教授は、月刊フェスク 2021.5 P9にて「複数課題の同時解決」を図ることがSDGs的な考え方である。と述べています。

「複数課題の同時解決」には、年代関係なく一人ひとり自分は何ができるのかを主体的に考え行動することが重要になってきます。SDGsの視点で防災・減災を考えることで、防災意識が高まり、自ら考え行動することで社会人基礎力も高められて、弊社の社員共育にも繋がると気づきました。

このようにSDGs的な考えをすることで、災害時の課題だけではなく、自社の課題(社員共育・地域との連携強化等)も見えてきました。

今後弊社では、一人ひとりが主体的にSDGsに個人・企業として取り組み、企業の継続性と持続可能な社会を同時に追求するための道標としてSDGsを捉え、全社一丸となって企業活動をしていきます。

参考文献・資料

SDGsロゴ使用ガイドライン
国連広報センター
一般財団法人 日本消防設備安全センター
月刊フェスク
芝浦工業大学 システム理工学部 環境システム学科 中口毅博教授
2021.5 特別寄稿「SDGsの基礎」
2022.5 特別寄稿「SDGsの応用」

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